子供の頃から建築屋になりたくて、大学は建築工学科に進みました。卒業間際になり学業の単位は修業したものの、改めて考えてみると大学で何を学んだろうかと、思い悩みました。
そして卒業後2年程大学の建築材料研究室で改めて勉強させて頂きました。
その時に学び覚えた事柄が、私の建築屋としての仕事に大きな影響を与えました。
その後中堅ゼネコンに就職し、念願の建築現場に配属されました。現場及び積算課・技術課等へ配置された後、ご縁があり2つ目の会社に転職しました。
2つ目の会社は規模で言うと最初の会社の1/100位の会社でしたが、自分のやりたいことをさせて頂きました。
そして定年前に今迄の会社勤めで疑問に思っていた事や何か社会にお返しができるものがないかと思い、定年前でしたが退社をし、個人の設計事務所を開設しました。
その時知人より日本のメーカーがLEDの直管形タイプを製造販売するので手伝もらえないかとの誘いがありました。
その当時は大学生の就職内定率が60数パーセントとか新聞を賑わしておりました。
そこでメードインジャパン製品の販売のお手伝いをする事に決めました。
今迄と畑違いの照明の世界は驚く事ばかりでした。しかしながら良い方達と知り合う事ができ環境に優しい、新しい製品の開発もできました。
又、平成24年の後半に知人より知り合いの会社が生ごみ処理機の製造販売を始めるので代理店をしないかとの話がありました。
その製品の生ゴミ処理の仕組みは、機械とバイオ菌の力で生ごみを水と炭酸ガスに99.8%分解するというなか良い仕組みなので、特約代理店をする事にしました。
なぜ取扱いを決めたかと言いますと、約30年前ごみ焼却場の建替え工事をしました。
その時ゴミ焼却炉メーカーの技術者が、“生ごみ”はごみ焼却場の癌だとよく言っておりました。
家庭から排出されるごみの約40%が生ゴミでその80%が水分で窯の温度を上げるのを妨げている。
その為焼却温度が上がらす有害物質等が発生するというのです。
1,200度で燃やせば無害になるが、少なくとも800度以上で燃やしたいと言っていたのを思い出したからです。
やはり病の原因は“元で断つ”、家庭で生ごみを出さないことが出来る方には、協力をお願いしていこうと思いました。
自治体や焼却炉メーカーの技術者たちは一生懸命努力しているのです。
そこで今まで開発した製品の販売や引き続き開発していく会社を立ち上げる事にしました。
又、それらを展示するスペースとして「環境と安心・安全を考える店]を名古屋市の地下鉄東山線伏見駅地下街に開店しました。
微力ですが今後共“環境と安心安全”を考え、提案していきたいと思っております。